企業業績の見方

【業績】の見方を知る為には、営業利益や経常利益、売上高などの意味を覚えなくてはなりませんが、ここでは極力株初心者にもわかりやすいように解説します。
売上や利益は、ファンダメンタルズ分析をする上で強い武器となるので是非この機会に覚えましょう。

企業業績とは、会社が事業によってどれぐらいの売上をあげ、それによって利益を得たかが書かれています。
数年前の業績から来期の業績予想までを一覧表示しているので、赤字はなかったのか?年々成長しているのか?などを知って投資する際に役立てると良いでしょう。
gyoseki.gif

横幅の都合上、画像を編集している為、読みにくくて申し訳ありませんが、楽天証券の提供する会社四季報では上記のような形で業績が表されています。

参考となる会社は、証券コード5981の東京製綱というワイアロープの老舗企業です。

過去の業績と未来の予想

会社四季報では、過去5年間の企業業績の結果と、東洋経済新報社の記者が作成した来期の業績予想が記載されています。


最初に説明するのは【業績】項目の一番左側に書かれている部分です。
ここには業績が発表された企業の年月が書かれています。

「連03.3」は、2003年3月期の連結決算の結果であることを示しています。
「中」は中間決算を意味し、「予」と付記されているものは未来の業績予想となっています。
連結決算は「◎」と表記されることもしばしばあるので四季報によっては「◎03.3」と書かれている場合もあるかもしれません。

ファンダメンタルズ投資においては、企業単体の業績よりもグループ全体の連結決算の数値を重要視する為、連結での業績が書かれています。

売上

売上はもう皆さんご存じの通りだと思いますが、企業が商品やサービスなどを売ることによって得た金額です、売上高と呼ぶこともありますよね。

売上があってこその利益なので、売上高が年々増えている企業が理想であると言えるでしょう。
業績の数字の単位は百万円です。

参考としている東京製綱は2008年3月期の連結決算で784億4400万円の売上高を上げたことがわかります。

営業利益

営業利益とは、主に本業での利益のことです。

売上から原価と販管費(販売費及び一般管理費)を引いたものが営業利益となります。
後述する項目でも同様ですが、当然のことながら数字がマイナスの場合は赤字となるので注意しましょう。

営業利益では、本業でしっかりと儲けを出すことが出来ているか否かをしっかりとみておきましょう。企業の営業力を知るのに適した指標です。

営業利益 = 売上高 - 原価 - 販管費

経常利益

経常利益は、営業利益に加えて営業外収益と営業外費用を足したもので、本業以外で稼いだ分も付け加えたと思えば簡単ですね。


営業外収益とは、具体的には有価証券の売却益や配当金、預金利息などが多く、営業外費用は、支払利息や有価証券での売却(評価)損になります。

企業業績を知る為には、営業利益に比べると経常利益の方がより正確に判断できます。

経常利益 = 営業利益 + 営業外利益 - 営業外費用

利益

「利益」と書かれた項目は、当期純利益を示しています。

ここに書かれた数字が最終的な利益であり、最も重要視して良いと言えるでしょう。

当期純利益は、特損(特別損益)と言って、その年だけに発生した特別な利益や損失も計上した数値となります。

さらに、当期純利益は企業の最終的な利益になる為、税金を差し引いた数字が表示されています。

当期純利益 = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失 - 税金

当期純利益は、「最終利益」と呼ばれたり、単純に「純利益」と言われることもあります。

一株利益

その横に一株利益と書かれている部分は、一株当たり当期純利益を表示しています。

名前の通り、その会社の株式1株に対しての利益がどれくらいあるのかを知ることができ、企業の収益性を知る上で参考となる指標です。

一株利益は、EPS(Earnings Per Share)と呼ばれることがあります。

当期純利益が上昇すればEPSは上がることになりますが、増資などによって発行株式数が増加するとEPSは下がることになるので、より少ない資本で大きな利益を上げることがEPSの上昇に繋がり、この指標は収益性を見るのに向いていると言われています。

著名な投資家であるウォーレンバフェット氏は、EPSが上昇している企業を重要視していると言われています。

一株利益(EPS) = 当期純利益 ÷ 発行済株式数

しかし、増資ではなく株式分割によって発行株式数が増えた場合、理論上の株式の希薄化は進まないものの、EPSは下がってしまうので注意が必要です。
増資や株式分割については資本異動をご覧下さい。

また、EPSは株価収益率(PER)や株主資本利益率(ROE)の計算にも使われるのでしっかりと覚えておきましょう。
EPSが上昇することで、PERが下がり株の割安度が上がるという特徴があります。

一株配

一株配の欄には、一株当たり配当金が書かれています。 年間に支払われる配当金を一株当たりで表したものです。

売買単位が1000株の株式の場合、1000株保有していれば一株配に1000を掛けたものが年間に支払われた配当金であることがわかります。

先ほどにも述べましたが、未来の業績予想については配当金にも同じことが言えますので、必ずしもその金額は支払われるとは限らないので注意です!

※会社四季報のデータは08年12月15日に更新されたものを使用しています。


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