ROEとは何ですか?

このページで解説するのは【指標等】と書かれている所の一番上の項目で、ROEという指標です。

画像の<連08.3>は連結企業の08年3月時点でのデータであることを意味しています。

指標等

ROEとは別名株主資本利益率と呼ばれるもので、株主資本を使ってどれだけの利益を上げることができたか、言い換えればどれだけ効率の良い経営を行うことができたのかを表す指標です。

ROEはReturn On Equityの略称で、株主資本利益率という言い方の他に、自己資本利益率と呼ばれる場合もあり、読み方はアールオーイーとなっています。(株主資本 = 自己資本です)

今回参考にするのは証券コード7201の日産自動車です。
roe

「予」は来期の予想の数字です。

ROEを知る為に必要な数値

株主資本利益率であるROEを調べる為には、まず最初に株主資本がどれくらいなのかを知らなくてはなりません。

本来株主資本は財務諸表の中で貸借対照表の資産の部の合計を見れば知ることができます。
ROEを求める際、株主資本は期首(前期)と期末(今期)の平均値を使用します。

そして、ROEを計算するのにもう一つ必要になってくる数値は純利益です。
純利益を調べる為には財務諸表の損益計算書の内、当期純利益の項を見れば記載されています。当期純利益は税引き後の利益のことです。

ROEの計算方法

ROEの計算方法は以下のようになっています。

ROE = 純利益 ÷ 株主資本

純利益というのは1株当たりの当期利益を指し、株主資本は1株当たりの純資産のことを言います。
また、1株当たり利益のことをEPSと言い、1株当たりの純資産のことをBSPと呼ぶことがある為、呼び方を変えた場合のROEの計算方法はこのようになります。(詳しくは1株利益を参照)

ROE = EPS ÷ BPS(上の計算式の名前変えただけです)

ROEの数値が高い株式会社ほど効率的に経営を行っていると言え、株主にとっても魅力的な企業と言えます。逆にROEの低い企業は効率的な経営が出来ていないことになります。

ROEの目安は15%〜20%程度ですが、成長段階における企業の場合、ROEが一時的にとても高くなる場合があるので、20%のROEを継続して続けてくれる株式会社は投資対象として良い企業と言えます。

ROEを高めることはEPS(1株当たり利益)の上昇へと繋がり、EPSの上昇は将来の株価や利益の上昇に繋がり、そして高い収益性を持った企業は価値のある企業となります。

ROEとPER、PBRの関係性

株価の割安性を測る指標としてPBRという指標がありますが、ROEとPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)を使用して以下の式を作ることができます。

PBR = ROE × PER

この計算式からわかることは、PBRが低いということはROEも低くなっている可能性があるということです。
PBR1倍は企業の解散価値に等しいと言われており、PBRが低いと割安な銘柄と判断されてしまいがちですが、その分ROEも低くなり、それは企業としての収益性も低く上手く経営が行えていない場合も多いので注意が必要です。

また、ROE指標のもう一つの注意点として、負債が多く株主資本が少ない株式会社は必然的にROEが高くなってしまう場合があるので気をつけなくてはなりません。
特に不動産業などは有利子負債を多く抱えレバレッジをかけた経営を行っていることが多いので注意が必要です。

ROEはアメリカでは機関投資家をはじめ最も重要視される財務指標の一つだと言われていますし、手軽に企業の収益性を知ろうとする場合には便利な指標ですので、ファンダメンタルズの基礎としてROEは覚えておきましょう。

※会社四季報のデータは08年12月15日に更新されたものを使用しています。


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